話題の「クレイテラピー」とは?

エステでクレイパックをする女性

クレイテラピーとは

クレイテラピーは、含水アルミノケイ酸塩、すなわち、クレイテラピー用の粘土(クレイ)を使って行います。クレイは、内用も外用も可能で、物理的・心理的両面に作用します。実際、あらゆる身体反応(肉体的、精神的)は、毒素発生をもたらしますが、その毒素の吸着・吸収がクレイの主な働きなのです。マイナス電荷世界のクレイは、それと引き合うプラス電荷をもつ毒素や老廃物などを引き寄せます。そのため、クレイについて正しい知識を得ることが大切です。

 

クレイとは

クレイの構造分析は、その医学的作用のメカニズムを理解する上で欠かすことができません。クレイの薬効成分と、とりわけ毒素およびバクテリアの定着と中和を可能にする吸着・吸収作用は、クレイの鉱物学的特徴と結晶学的特徴に由来します。有機分子は、薬剤の成分になり、それゆえ生体内のバイオアベイラビリティの変動にも関わるものですが、いくつものメカニズムが考えられる収着は、有機分子表面でも行われます。

クレイは、化学的には含水アルミノケイ酸塩で、瓦状に重なる異質な鉱物成分で構成されています。クレイを構成し、クレイに多様な色合いをもたらす様々な鉱物成分の大きさは約2ミクロンです。その鉱物成分のお陰で成り立つある種のオリゴメタロテラピーのことを考えてみるのもいいでしょう。含水ケイ酸塩は、層状組織を持ち、それがクレイの可塑性に大きく関わっています。

 

クレイの研究

1960年、グラスゴー大学のスコットランド人化学者グラハム・カヴィウス・スミスは、1930年頃にロシアの研究者オパ-リンによって編み出された「生命はエネルギーを蓄え、移動させる能力を持つ粘土の中で誕生した」とする説を再び取り上げました。

NASAの研究所のアメリカ人学者達は、粘土鉱物は、その不揃いな構造内に自由電子をとりこむことでエネルギーを蓄え・凝縮することができる、ということを証明しました。
粘土鉱物を構成する鉱物成分は、光子エネルギーや、時には、鉱物成分を取り囲む放射性エネルギーを吸収します。貯蔵後、エネルギーは鉱物成分の表面に再び送られ、自由エネルギーになるのですが、どうやらこのエネルギーの働きで、初期反応が原始生命を形成することができた、と考えられたようです。

サンノゼ大学のレイラ・コイン教授は、原初の生命体は今から数十億年前に、粘土が持つ本質的なエネルギーから生まれた、と考えています。

グリーンイライトに関する臨床研究が、フランスのフィトテラピー・アロマテラピー協会に所属する22名の医師によって行われるようになってから、20年以上たちます。この間、局所使用に関しては、洗浄、消毒、抗感染症、抗真菌症、抗炎症、抗湿潤、鎮痛、デオドラント、瘢痕形成などの効果が認められました。局所使用で見られた治療効果は、とりわけ、セネガルのハンセン病患者の足底穿孔症の治療で得られた結果により裏付けられました。

2010年よりメキシコシティーと共同で、無料保健診療に伝統医学を加える計画の一環として、クレイ使用の評価研究が大規模に進められています。

現在、いくつかの病院では主に症状緩和のため、また、老人ホームではお年寄りの暮らしを快適にするためクレイが使われています(特に乾燥痂皮の手当に湿布、フットバスや下肢のエンベロップメント)。

一年かけて行った研究の結果、グリーンイライトは汚染防止物質としても利用可能で、細胞のバイオアベイラビリティの向上、細胞再生力の向上、細胞遊走の加速、コラーゲンタイプ1合成の促進、抗炎症、汚染物質などの毒性物質や皮膚上の不純物、過剰な皮脂を高度に吸収し、組織を修復、抗菌に効果があることが確認されています。

 

クレイは、痛みの「元」を特定し、特異的に作用して痛みを取り除くユニークな能力を備え、下記の役割も果たします。

  • 身体の防衛力を強化して細胞を再生する
  • 収斂・止血作用により血液凝固を促進し、血液の流れを良くする
  • 浮腫の場合、腫れや痛みを緩和する
  • ケイ酸アルミニウムを含有するため、創傷治癒効果がある
  • 細菌などの望ましくない物質を吸収する
  • 体内の毒物や不純物をとらえて除去する
  • 強力な消毒・殺菌剤として作用する
  • 組織を破壊することなく、病原菌を効果的に滅ぼす

 

体験例

私は、12歳の時にRAA(リウマチ熱)病を患い、一年間の入院中にいくつかの薬を飲まされました。退院してから、薬の副作用が出てきて身体の成長にも影響がありました。ジュクジュクした湿疹が現れ、痛み・痒みもひどく、どんなものを塗っても症状が悪化するばかりでした。
そんなある日、ある自然療法を行っている医師と出会いました。先生は、服用した薬に対する過剰反応と診断し、私に「あなたの身体は自己防衛しかできない身体になってしまった。リセットしないとどうしようもない」とおっしゃいました。そこで、クレイを勧められ、先生の指導を受けながら一年半かけて湿疹を治しました。同時にリウマチの痛みも緩和されました。
今でも、リウマチの症状が出るとすぐにグリーンイライトを使います。そうするとその日のうちに痛みが消えていきます。患部によって、クレイ湿布にしたり、クレイバスにしたり、フットバスにしたりしています。
クレイテラピーを教えてくださった先生は、全体的な炎症(リウマチや滑液の滲出)に関係する症状にクレイを使っており、その効果は素晴らしいとよくおっしゃっていました。

次に、私の友人二人の体験をお話ししましょう。
一人目は、モントリオールに住む男性で、全身重度の火傷を負いました。服は肌に張り付き、頭皮の半分と顔も火傷してしまいました。身体は2度の火傷、顔と頭は3度の火傷でした。そこで、彼はひたすらグリーンイライトを火傷部分に直接湿布しました。
そして今や、傷跡もなく、髪も普通に生えていますよ!!

二人目の例はもっと不思議です。それは、3年前のこと。私のフランス人生徒のお母さんの話です。この方は、両肩の関節のカルシウム減少による痛みに苦しんでおられました。ひどい痛みでありながら、治療の術はなく、軟骨は再生することがありません。レントゲンの結果は、治る見込み無し。彼女は薬剤の服用を拒否し、クレイシップを毎晩3ヶ月続けました。するとどうでしょう?彼女の担当医は自分の目を疑ったそうです。何と軟骨が再生されていたのです。医師によれば「ありえないこと」でした。

痒みを抑える・鎮静作用:確かにクレイパックをすると「すぐ」と言っていいほど、痒みが治まります。熱感を伴う痒みが消えて、気持ちの良い冷え感に変わるのです。

一時期、歯周ポケットに膿がたまることがよくあり、患部にクレイパウダーをつけていました。すると、ほどなくして膿がたまり数時間後には完全に消えていました。

去年、今年とアブに刺されたのですが、そのときも昔のクレイの使い方を思い出し、ひどく腫れた患部に厚いクレイ湿布をすると、一週間もしないうちに痒みが緩和され、腫れも引いていました。

毎日欠かせない洗顔にもクレイを使います。クレイは肌の調整にも優れた力を発揮します。

私は包丁でよく指を切るのですが、その時にはもちろんグリーンイライトを使います。まず、出血を止めるため、クレイパウダーを傷口に振りかけて、その後クレイペーストで湿布します。そうすると2-3日で傷口が塞がります。これは、クレイの吸着・吸収や瘢痕形成作用のおかげです。ボロボロになった細胞のかけらを吸着・吸収することで、新しい細胞の形成を助けることになります。

 

まとめ

クレイの臨床使用および家庭使用を普及し、知識を深めるため、アロマフランスとJFCAは設立されました。将来的には、クレイの人体への作用を生理的、心理的、エネルギー(気)の面からも研究していくことになるでしょう。
クレイに含まれる多種多様な鉱物と結晶構造を見ると、すべての人に使えるたった一つのクレイなどというものはありえないように思われます。実際、人は一人一人異なり、区別されうるものです。自然療法の考え方でよく知られていることに、人間は基本的に2つのバイオグループに分けられる、というものがあります。つまり、どちらかというと晶質を排出するタイプと、もう一つは膠質(コロイド)を排出する傾向を持つタイプの2グループです。晶質と膠質は正反対の要素ですが、本質的に異なる個々人はどちらかにあてはまります。まず、膠質タイプの人は、多血質で、肥満型、一方、晶質タイプの人は、乾燥気味で神経質、身体の機能を妨げる晶質を体内で形成しがちです。(たとえば関節炎患者)

両者に同じ植物、同じ鉱物成分を与えては、おかしいでしょう。それぞれが必要とするものが異なるのですから。従って、クレイに関しては、各々の抱える根本的な問題に一番合ったクレイグループを探さなければなりません。そのためには、クレイの真の性質、つまり、クレイの鉱物分析と結晶分析の両方に通じる必要があります。なぜならば、この二つがクレイの大切なポイントとなっているからです。さらに、クレイの吸着・吸収係数も、重要事項として学んでいかなければなりません。

 

(監修・アロマフランスさま)

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