光老化は「紫外線A波」から!

紫外線を感じる夏の海

SPFよりPAをチェックしよう

3月から9月に紫外線B波が特に多く降り注ぎ、特にレジャーなどでは日焼け止め化粧品を全身に使う方が多いのではないでしょうか。

日焼け止めを選ぶとき、『SPFの数値の高さ=日焼け止めの効果の強さ』と誤解されている方が多いようです。

しかしながら、肌の老化の80%ともいわれている『光老化』は、紫外線A波による肌の真皮層でのコラーゲンやエラスチンのダメージによるしわやたるみを引き起こすものです。

そのため、紫外線A波を防ぐ目安であるPAの+の数を意識して日焼け止めを選ぶことをお勧めします。

SPFは、サンプロテクションファクター(Sun Protection Factor)の略で、これは日焼けを遅らせる時間の目安を示しています。

紫外線B波を浴びて赤い斑点が肌表面に出て炎症が起きるまでの時間の目安を数値で示しています。表面にダメージを与えて赤くなったり、メラニン色素が沈着して褐色になることを意味します。

個人差がありますが、1SPF 当たり、この赤い斑点が肌表面にでて炎症が起きるまでの時間を15~30分日焼けを遅らせることができるという目安です。

長時間のレジャーなどで屋外で紫外線を浴びる場合は、SPF数値が高い日焼け止めが望ましいです。

しかしながら、SPF数値は検査による結果に基づいており、実際には、肌表面に均一に検査と同じ状態で塗ることができていることは稀です。

焼けムラができないようにするために、日焼け止めはこまめに塗りなおし、紫外線B波によるダメージをケアしましょう。


日本では、現在SPF50が最高値となっています。

海外の基準では、SPF30が最高値の日焼け止めもあります。

日常生活やレジャーでの長時間の外出などで日焼け止めを使い分けることをお勧めします。

 

一方でPAは、プロテクショングレイドオブUVA(Protection Grade of UVA)の略で紫外線A波の防止効果を+の数で示しています。

 

+の数が1つの『+』で「効果がある」から、+の数が4つの『++++』で「極めて高い効果がある」の4段階です。

日焼け止め化粧品を購入するときは、SPFの数値ばかりを気にしてしまいがちですが、PAについてもしっかりとチェックして、ライフスタイルに合った日焼け止め化粧品を使い分けることをお勧めします。

女性は、ファンデーションや化粧下地などフェイシャルケアについては日焼け止め効果のある化粧品を選ぶ方が多いかと思いますが、全身用だと年間の日焼け止め化粧品を使用される方は多くはないかと思います。

実は、地表に届く全紫外線の約95%はこの紫外線A波で、曇りの日でも、降り注ぐ量は年間を通して肌に影響を与えるほどあり、雲も窓ガラスも通り抜けて肌の奥の真皮層まで届きます。

真皮層は、肌のハリや弾力を保つコラーゲンやエラスチン、ヒアルロン酸などを創り出す繊維芽細胞があり、この細胞にダメージを与えることによって、肌は弾力を失い、しわやたるみなどを引き起こし、一方でメラニン色素の合成を増やしてシミを作る原因にもなります。

これらによるシミ、シワ、たるみは、いわゆる光老化というものです。

先ほどの紫外線A波の部分で説明したように、肌老化の80%は光老化と言われ、それは紫外線A波によるものです。首や手の甲など長年かけてダメージを受けやすいパーツも、年間を通してしっかりとケアすることをお勧めします。

紫外線A波をケアすることは、スキンケアにおいては重要なことです。しかしながら、紫外線A波は赤味や炎症などが起きにくいので気づきにくく、冬場でも降り注ぐ量は肌に影響を与えるほどあるので、年間を通してこまめに紫外線ケアをしていないと、「気が付いたら日焼けしていた、シミができていた」ということになりかねません。

また、最近では紫外線A波、B波以外にも、第3の紫外線と呼ばれる近似値紫外線、ブルーライトケアをする日焼け止め化粧品も増えてきています。

ブルーライトは、紫外線A波に非常に波長が近く、380~500nmです。ブルーライトは目や精神への影響は認識されつつありますが、紫外線B波よりも消えにくい色素沈着を起こしたり、紫外線A波よりも肌の奥に影響するという発表もなされています。

LED、スマホ、PCの普及によりブルーライトを浴びずに生活することは現代人には難しく、紫外線A,B波ならびにブルーライトケアもする日焼け止めをライフスタイルによって使用していくことが必要となってきています。

日焼け止めは、市販品がお勧めの理由。

そして、最近ネットでもよく見かける手作り日焼け止めについても説明します。

 

ナチュラル・オーガニックコスメを好む方は、手作りで日焼け止めを作ろうと思われる方もおられるのではないでしょうか。

確かに、先の紫外線散乱剤で説明した酸化亜鉛、酸化チタンを始め、親水性の高い二酸化チタンやアミノ酸コーティング加工をした酸化亜鉛などもオンラインショップで簡単に購入できます。これらをシアバターやホホバオイルなどに混ぜて日焼け止めとしてしようするというものです。

一見簡単そうです。

しかしながら、日焼け止めにおいては手作りはお勧めできません。

日焼け止めとしての役割を果たす、SPF・PA数値をしっかりと出すには、完成した日焼け止めによって肌表面がムラなく覆われることが必要です。

酸化亜鉛や酸化チタンは粉末です。これらをダマになったり偏りなく均一に分散させることが必要です。これは、化粧品製造工場で配合原材料の選定や各配合量、攪拌した時の反応や安定性などを調整しながら高温の製造釜で時間をかけて攪拌・分散させています。そして、製造した時のみならず、3年間などにわたる長期の安定性も保証されています(*保証期間は、メーカーにより異なります)。

 

手作りコスメでは、攪拌技術にも限界があり、期待したSPF・PAの結果を得られるコスメを製造することは難しいというのが現実です。

手作りコスメでは、日焼け止めのつもりが、ムラがあるために返ってオイル焼けを引き起こす原因にもなりかねません。

全ての手作りコスメをNGとはしませんが、日焼け止めにおいては、現状では難しいです。

日焼け止めは、均一に攪拌・分散させた状態を保つことが大切です。

市販の安定性の高い日焼け止めの中から、自分のライフスタイルに合った日焼け止め化粧品を使い分けることをお勧めします。

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