第1章・Ⅰー①衣と病気

はじめに

 

衣服の化学物質の影響でカラダには弊害があります。
単品ならたいしたことは無くても、ショッピングモールなど大量に陳列していると弊害がおきます。
クリーニングの取次ぎ店舗などもスタッフの体調が悪くなります。
人よりも敏感な動物は少量の暴露でも体調不良が起こります。

 

 

1 衣 服 の 帯 電 と 皮 膚 障 害

 

乾燥期、脱衣時などに衣服に発生する、静電気でバチッとする経験はありますね。
静電気は体質によって起きるものではありません。
静電気は皮膚に向ってスパークし、 痛みを与えることもあります。
静電気で皮膚表面は損傷を受けるのです。
スパークを受けた皮膚に、 それ単独ではまったく影響を示さない濃度のホルムアルデヒド、汗、 界面活性剤、洗たく用洗剤などが皮膚炎を起こします。

 

参考資料:摩擦帯電について

摩擦帯電は、異なる二種の物質を擦り合わせることで、一方から他方へ電荷(多くの場合、電子)が移動して電位差を生じる現象である。
摩擦電圧一般には「静電気が発生する」などと表現される。 静電気の発生には、帯電列が関係しています。
帯電列とは、2種類の材質を摩擦した時に、プラス側に帯電しやすい材質を 上位にマイナス側に帯電しやすいものを下位に並べた序列の表である。

摩擦する材質が帯電列上でより離れていれば、より多くの電荷が移動します。

ヒート○○○は静電気を起こす組み合わせです より暖かいヒート○○○極○はさらに電気を発生させます。

 

 

 

2 染料

 

アゾ・アニリン染料

新品の衣服には特に注意が必要です。
未洗濯 → 生地を染める際の染料によるアレルギーなどがあります。
症状は、ツタウルシに似た深刻な皮膚反応を引き起こす可能性があります。

 

 

3 仕上げ加工剤 樹脂加工剤 衛生加工

 

柔軟加工

柔軟加工にはアンモニア化合物が使われ、同様に首の皮膚が真っ赤になる障害を起こします。

 

防臭抗菌防虫加工

アレルギーと似た、疲れ目、ドライアイ、耳なり、頭痛、下痢、動悸、胸の痛み、全身倦怠感などの症状が起きます。
これらの症状はほかの病気と間違われることが多いです。
ディルドリン
規制値・・・・・・・・・・・・・30ppm以下
繊維製品のうち、おしめカバー、下着、中衣、外衣、手袋、くつ下、 寝衣、寝具、帽子、床敷物、家庭用毛糸に規制値があります。

 

樹脂加工剤

ホルムアルデヒド樹脂
衣類のしわや縮みを防ぐために用いるので、海外製のワイシャツ、ブラウスにも使用されています。(形状記憶シャツには間違いなく使われています)

★形状記憶シャツは、ホルムアルデヒドを含んだ樹脂が綿などの繊維と結合することで、シワを元に戻す作用が生まれる仕組みです。
繊維と結合しないホルムアルデヒドが残っていて、皮膚に悪影響を及ぼす形状記憶シャツを買ったら、初めて着る前に必ず洗濯しましょう。
ホルムアルデヒドは水に溶けるので、1回の洗濯で1/3以下になるそうです。
75ppm 以下の規定があるが、洗った後でも、しばらく経過すると逆に濃度が上がるものもあります。
長く着なかったシャツは、洗ってから着るようにしましょう。

 

ドライクリーニングの溶剤
ほとんどが 石油を精製して作られた『石油系溶剤』

★ドライクリーニング溶剤が衣服に残留していたことによる皮膚障害が、国民生活センターに報告されています。
(クリーニング済みのダウンジャケットを着てやけどのような症状になった、ズボンを履いてミミズバレになったなど…)
こういった皮膚障害を、化学やけどと呼びます。
事故を防ぐためには、クリーニング店から戻ってきた衣類を袋から出して、風通しのよい屋外に陰干ししてから着用するようにしましょう。
合成皮革やポケットなど、乾きにくい部分は溶剤が残っている可能性があります。

 

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