第1章・Ⅰー②食と病気 2)食材原料の事  5 食材の包装資材・保存方法

はじめに

 

ペットボトルに入った飲料や食品は、牛乳、ジュースなどの容器フィルムとして生鮮食品などの軽包装など多岐にわたって使用されています。

また、ポリエチレン成形品としてマヨネーズ、ケチャップのボトルや容器のふた、びんのキャップなどに使用されています。

プラスチックは使い勝手がいいように可塑剤を入れているので、柔らかい素材に注意しなければいけません。
可塑剤は、内分泌攪乱物質(ないぶんぴつかくらんぶっしつ)です。
環境中に存在する化学物質のうち、生体にホルモン作用を起こしたり、逆にホルモン作用を阻害するものです。

 

 

可塑剤について

 

ペットボトルの可塑剤は、フタル酸ビス(2-エチルヘキシル)(DEHP)は代表的で、食品保存容器からは可塑剤をはじめ添加剤が溶けだし易い性質を持っている。

使用する製品に要求される性能に合わせて可塑剤を変えていますが、可塑剤を変えたとしても、その可塑剤もまた大量に溶出することには変わりがありません。

容器からは添加物が溶け出しています。

溶け出す量は微量でも、毎日使う食品からの化学物質汚染は無視できる量ではありません。

「油脂、脂肪性食品を含有する食品の器具及び容器包装には、フタル酸ジ(2-エチルヘキシル)を含有するポリ塩化ビニルを主成分とする合成樹脂を使用してはならない。ただし、フタル酸ジ(2-エチルヘキシル)が溶出又は浸出して食品に混和するおそれのない場合はこの限りではない。」(厚生労働省のホームページより)

脂溶性である可塑剤と油を使って調理した食品を直接ラップで包み、電子レンジに入れるのは危険なのです。

 

 

ビニール手袋にも注意が必要です

 

ポリ塩化ビニル製品の可塑剤にフタル酸エステルが使用されており、調理用のポリ塩化ビニル製手袋を使用した市販弁当や病院給食から本物質が高濃度に検出されたことから、塩化ビニル製手袋の使用自粛を促す厚生省の通知が出されている。

DEHPを含むPVC製の吸入チューブを用いた新生児への人工呼吸で、生後4 週間以内に3人の新生児に肺障害による死亡がみられ、その原因としてDEHPとの関連があることが報告されている(Roth et al., 1988)。

輸血用の血液を入れるプラスチックにも可塑剤が使われており、兵士が肺障害を起こし死亡する例が報告されています。

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