第1章・Ⅰー②食と病気 2)食材原料の事  1 肥料 農薬

はじめに

 

○○の食材が○○に効果がある…というわけではない。
どのような土でどのように育てて どう処理したか?など、様々な要素が重要です。

有機肥料でも与えすぎると、農薬が必要になってきます。

日本の農薬使用量は世界でも最も高い水準にあります。

日本では禁止しているポストハーベスト農薬を使用した作物がTPP解禁によって輸入されてきます。
日本の10万人あたりのガン発生率は、アメリカの1.6倍にものぼります。
農薬が原因の一つになっているのは否めません。

 

 

土に肥料を与えるとは?

 

肥料の『三要素』である、チッソ・リン酸・カリは、どれも植物の成長に欠かすことはできません。

 

窒素
植物の生長に大きく関わり、特に葉が大きくなるが、過剰に与えると茎や枝が細く柔らかく育ち、病気や虫に弱くなってしまうという弊害があります。

リン酸
花や実をつける植物に有効な成分です。あげすぎると十分に成熟しないまま実がなってしまったり、土にも悪影響です。

カリウム
根菜類に有効です。

 

化学肥料を与えすぎると

(下図 代表的な肥料 硫酸アンモニウムを肥料として与えた例)

 

肥料を与えることで、土からカルシウムが抜け出します。
陽イオンが交換される事によって、カルシウムの変わりにアンモニウムが土に吸着されます。
食物はカルシウム不足になるとしっかり根をはらなくなります。

肥料を与えると窒素は存在するため、植物は大きく育ちますが、根のはり方が弱く糖度などは少ない食物になります。

植物は根っこの部分で アンモニウム→ 窒素 → アミノ酸に変化させて成長します。

しかし、害虫も増えやすくなるため、肥料を与えた土には農薬も必要となります。

土壌改良には、汚染されていない土地の粘土鉱物(クレイ)を使います。

 

 

農薬について

 

国産農産物は安全?

世界で一番主流の殺虫剤「ネオニコチノイド」について記載します。
この殺虫剤は、神経を興奮させ続けることで昆虫を死に至らしめます。

残留基準は、事実上基準のない中国を除き、世界で最も高い水準にあります。
日本の農産物は大丈夫なのでしょうか?

 

 

国内で生産される農作物には農薬が大量に使用されているだけではありません。

 

更に、我が国で消費されている食料の半分以上が、世界各国から輸入されています。
世界各地から農産物を運んでくる場合、船の中での長期保存のために病害虫対策、防かび対策、腐敗防止対策として、農産物に農薬が散布されています。
これを「ポストハーベスト農薬」といいます。
今まで、日本ではずっと禁止されてきたポストハーベスト農薬が、海外からの圧力を受けて解禁されようとしています。

 

ポストハーベスト農薬:収穫後の農産物に使用する殺菌剤、防かび剤などのこと。
ポストとは「後」、ハーベストは「収穫」を意味する。
日本では収穫後の作物にポストハーベスト農薬を使用することは禁止されている。
しかしながら米国をはじめとする諸外国から輸入されている果物等は、収穫後に倉庫や輸送中にカビ等の繁殖を防止するために薬剤が散布されることがある。
ポストハーベストは輸送中に効果が切れないように、つまりなるべく残留するように使用します。
目的の違いが残留値の大きな差となって表れています。

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