第1章・Ⅱー① 製造業などメーカー 2)農林水産

はじめに

 

農薬は、飛散することにより人や動物の健康を害したり、周囲の農作物を汚染したりする可能性があります。

当然、納屋に備蓄している場合なども注意が必要です。

そのため国では、農薬取締法に基づき、農薬を使用する人が守らなければならないことがらを定めています。

これは農家の方だけでなく、ご家庭・学校・公園等にある植木や花、街路樹、家庭菜園、ゴルフ場などに農薬を使用する方も全て対象となっています。

 

 

農家の方に多い病気 糖尿病とすい臓がん?

 

SU剤である除草剤とイミダゾール系の化合物であるイマザリルも、その化学構造の性格上 、すい臓に刺激があります。

 

除草剤

・・選択性除草剤・・
作物と雑草が生えてる時にまき、雑草だけ枯れさせます。

・・非選択性除草剤・・
薬剤のかかった草は全て枯れます。作物のない所で使います。

 

除草剤の有効成分はスルホニルウレア系化合物が多いです。

水稲、麦、トウモロコシ、芝などで使われており、特に水稲では過去10年間、150万ha以上で使用され続けています。

 

 

防カビ剤

 

イマザリルには急性毒性があり、その致死量はわずか20gとされています。

ジクロルベンゼン誘導体とイミダゾールを反応させて生成することができ、 水に比較的溶けやすいため土壌汚染の地下水の汚染にも注意が必要です。

イマザリルには、食品衛生法により使用基準が設定されており、使用が可能とされているのはみかんを除く柑橘類とバナナのみとされています。

 

 

その他

 

・・殺菌剤・・
植物の病気を防ぎます。病原菌は主にカビの仲間です。

・・殺虫剤・・
害虫を防除します。ダニを防除する殺ダニ剤もあります。

 

ネオニコチノイド系殺虫剤が一番多く使われています。

 

その特徴は、

1 害虫に対して少量で高い殺虫効果を示す神経毒
2 効果が長期間続く
3 水に溶けやすく、殺虫成分が根や種子などから作物全体に移行する浸透性を持つ

 

この殺虫剤は農業生産者にとって使い勝手がよいものです。
農薬の散布回数が少なくて済むし、見かけ上の「減農薬」にもなりますが、土壌の汚染が深刻です。

また少量でもミツバチが死ぬ上、即死しなくても神経系が破壊されるので巣に戻れなくなり、群れが壊滅してしまいます。

 

・・殺鼠剤・・
ねずみなど作物を食い荒らす大型動物を防除します。
その他に植物生育調節剤(作物の背丈を低くするなど)や土壌消毒剤などがあります。

 

水産畜産の従事者も、養殖などにおいては化学物質の暴露には気を付けなければいけません。

 

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