第1章・Ⅱー③ 医療 1)病院 調剤薬局

はじめに

 

病気の治療に使う医薬品の備蓄、入院中に感染症を拡散しないように使う抗菌剤、消毒洗浄剤、防臭剤など、医療関係者は毎日、化学薬品に囲まれた環境で病気にかかっている人に接しています。

病気の原因には未知のウイルスなどもあり、知らないうちに何かに感染している場合もあります。

精神科医など患者さんに接しているドクターがだんだん体調が悪くなるという都市伝説的な事例があります。
薬を飲んでいる患者さんのカラダや呼気からも、薬の代謝物や、大量に飲んでいる人からは十分代謝しきれていないものが出ています。
接するスタッフは間接的に吸引してしまいます。

 

 

抗がん剤

 

最近では抗がん剤の調剤は、薬剤師や医師が安全キャビネット内で行うことが多くなっています。

それでも従事者の家族の身体から抗がん剤の成分が検出された例があります。

十分な安全対策がなされずに病棟内で実施している場合、汚染対策は必須です。

抗がん剤を運搬・与薬、また抗がん剤を投与した患者さんのケアを行う看護師も、吸入や接触、針刺しなどにより暴露する危険性があります。

 

 

消毒薬

 

消毒薬は抗生物質に比べ抗菌スペクトルが広く、殺菌力も強いです。

これは裏を返せば、消毒薬は抗生物質よりも毒性が高いということです。
人体に使用する際は、細心の注意を払いたいものです。

現場のスタッフは、薬剤が経皮吸収されることや、気化するものもあることを知っておかないと危険です。

 

 

ホルムアルデヒドガス燻蒸作業

 

医療業界ではホルムアルデヒドに暴露することが多いです。

医療機器等の滅菌、歯科治療、病理学的検査における組織・臓器の固定(病理室、内視鏡室、外来、手術室、開業医が適用範囲)、病理解剖、司法・行政解剖ではホルマリンを用います。

 

副作用:
皮膚の刺激症状(腕、顔や全身の皮疹)、頭痛、発熱、顔や全身の浮腫み 、情緒不安定、うつ病
多数の薬剤の服用と薬の副作用で肝機能障害

 

 

歯科医師

 

レントゲン被ばく・金属研磨の汚染などがあります。

 

 

調剤薬局

 

錠剤の粉砕や、粉剤の調剤により、薬剤を吸引してしまいます。

 

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