はじめに
口から入った化学物質は肝臓などの臓器によって無毒化されますが、経皮から吸収したり肺から吸い込む化学物質は代謝を受けず身体を循環します。
近年、乳がんやリンパ腫、肺がんが増えているのは、皮膚や粘膜から侵入してリンパに溜まっている化学物質に原因があるかもしれません。
肺・リンパに溜まる老廃物
血液が心臓を出て、末端に運ばれて、静脈ルート・リンパルートで肺に戻ります。
血液は約1分で全身をめぐりますが、リンパは毎秒0.1mmくらいのゆっくりとしたスピードで肺にもどります。
リンパ節で白血球が老廃物を貪食し、無害化処理しています。
肺・リンパへの毒素蓄積
肺やリンパに溜まる物質とは、肝臓でパーストパスを受けていない経皮吸収した化学物質です。
噴霧して吸い込んだ物質や入浴剤に使用しているタール系色素化粧品などに使用する合成香料、洗剤の蛍光剤などです。
肺やリンパで処理する限界に達すると、肺の近隣臓器が毒素の出口となり病気が起こります。
溜まった毒素が出る時は
1 肩甲骨の辺りに湿疹が出る
2 身体が温まると炎症が起きる
3 手先、足先、皮膚の薄い部分に炎症が起きやすい
リンパの汚染にて起きる病気の例
中性洗剤が爪の甘皮や傷から侵入 → 指の間に出る (主婦湿疹)
疎水性が高い機械油、鉱物油など → 肌全体、毛穴などから出る (尋常性乾癬)
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